お茶の利用ガイドと料理テクニック
粉末茶や抹茶、茶殻は栄養満点!お茶を「食べる」一工夫を。
茶の葉に残っている栄養素を、残さずおいしくいただくにはどうしたらよいのでしょうか?
例えば、粉末茶のように、茶の葉をそのまま細かく砕いたものを食べたり、飲んだりするのが、一番手っ取り早い方法でしょう。
粉末茶、抹茶以外にも、茶殻や茶の葉を利用して、おいしく、カンタンに、しかも栄養がしっかり摂れるというお茶のレシピを紹介していきます。
※番茶などの茶殻は、葉が硬く、茎も多いので利用しにくいです。
食べるには、深蒸し茶や上級煎茶などの茶殻が適当です。
お茶料理テクニックガイド ~料理をおいしく~
茶汁にひたす
魚介類の生臭みをとるには冷めた煎茶汁で洗うのがいちばん。
鯖や鯵に限らす、まぐろやかつお等もさっと茶洗いして刺身にすると、生臭みがとれ、お茶の抗菌作用が働くので安心です。
茶を汁物のだしに
おいしくいれた茶汁でさわやかな白身魚のお吸い物。
「だし」の代わりだから、おいしいお茶が味のポイント。
お茶の香りを楽しむために、香りの強い材料は避けて下さい。
茶葉を揚げる
かき揚げに他の野菜と一緒に一煎出しの茶葉をプラス。すがすがしい緑と風味が楽しめます。
粉茶を衣に混ぜた茶揚げもなかなか。
茶汁で煮る
濃い番茶汁と塩・酢少々でタコを煮ると、生臭みが抜け、色鮮やかでやわらかな仕上がり。
青魚、川魚を料理する時も番茶汁で煮ると、タンニンの働きで生臭みも消え、骨も柔らかくカルシウム源として役立ちます。
茶をふりかける
やきとりに細かくした茶塩をふりかけ香り付けに。
肉や魚を焼いたあとの金網は、茶の葉を火でいぶしてその煙りに当てると、網の臭みがとれます。