明日の朝も、爽やかに
次の日、二日酔いで悩まされるのは分かっているけれど楽しくて、ついつい飲みすぎてしまう。そんな人に、緑茶は最適です。
お茶で気分爽快。
鎌倉時代の歴史書『吾妻鏡』には、茶狙・栄西禅師が二日酔いで苦しむ鎌倉三代将軍・源実朝にお茶をすすめ、そのお茶で実朝の気分がたちまち爽快になったと書かれています。
飲みすぎた時には、お茶が最適。カフェインが酔い覚ましに。
お酒を飲みすぎてしまったときには、お茶が役立ちます。カフェインが持つ覚醒効果によって、大脳皮質が「酔い」の状態から醒まされるからです。
マウスを使った状態では、アルコールを与えられたマウスにお茶を飲ませると、10~20分後には酔いが醒め、運動が活発になりました。
これは人間にも十分あてはめられることで、お茶を飲むことで、酔いが醒めて飲む前の状態に近くなります。
カフェインとビタミンCの相乗作用が、二日酔いを防止。
二日酔いは、体内に入ったアルコールが完全に分解されず、アセトアルデヒドという有害物質となって残ってしまうことで起こります。
血液中に十分な量のビタミンCなどがあれば、アセトアルデヒドの分解能力は高まります。
その点、お茶には覚醒効果のあるカフェインが多く、またビタミンCもたっぷり含まれています。
カフェインとビタミンCの相乗作用が、二日酔いを一層防止してくれます。
二日酔いにはお茶とアンコ?
お茶に合うもの、といったら、甘いアンコの和菓子、という方も多いでしょう。
アンコの原材料であるあずきには、お茶と同様に「サポニン」「カリウム」を含んでいます。これらには、利尿作用を促し、余分な水分や有害物質を体外に排出働きがあります。
また、「サポニン」には肝機能を向上させる効果もあります。
二日酔いでつらい朝、温かい日本茶と甘いアンのお菓子というのも、意外と効果的かも?