お茶と水のおいしい関係
水が違えば、お茶の味も当然変わってきます。
おいしいお茶を飲むには、どんな水を使えばいいでしょうか?
有機物や鉄、マンガンが少ない水がお茶に合う。
外国産のミネラルウオーターは表示を要チェック。
お茶をおいしく飲むには、お茶を淹れる水がおいしいことも、大切な条件です。
【お茶に適した水とは】
●バランスのよいミネラル、適度な硬度、PH、炭酸ガス、酸素を含む
●有機物、鉄やマンガンなどが少ない
日本の水道水はお茶に適した水の条件を満たしていますが、カルキ消毒されているため、そのままではおいしく飲めません。外国産のミネラルウオーターも、カルシウムなどが多く含まれているものは、お茶には不向きです。表示を良く確かめてから選びましょう。
お茶に適した水
水には、日本の水のような「軟水」と、ヨーロッパの水のような「硬水」があります
水には、日本の水のような「軟水」と、ヨーロッパの水のような「硬水」があります。
水の硬度はカルシウムやマグネシウムなどのミネラルをどれだけ含んでいるかで決まります。
ミネラル分の少ない軟水は□の中で優しく広がり、ミネラル分を多く含む硬水は□に含むと引き締まった昧がします。
日本茶に合う水は、硬度30~100mg/ℓ程度の軟水
一般的にお茶(日本茶)に適している水というのは、硬度30~100mg/ℓ、ph7~8程度の軟水で、苦み・渋み・旨みがほどよく出て、色は濃く、滋味に富んだ万人好みの味になるといいます。 例外にフランス産のEミネラルウォーターがありますが、硬度が300にもかかわらず緑茶が飲める水といわれます。これは、沸かすと味に関与する一次硬度成分が半減することに秘密があるといいます。 一般的にバランスの取れた香り・味・色を出すには硬度100mg/ℓ位までの水を使うことです。 軟水の国日本に感謝です。
水道水を使う時はカルキ抜きを。
2~3分沸騰させるか、汲み置きしておく。
水道水を使っておいしいお茶を淹れるには、カルキ臭さを消すこ とが必要です。 一番良いのは、水道水を2~3分沸騰させてから、適温に冷まして使うことです。特に水がおいしくないという地域では、5分間以上沸騰させたほうが確実です。 また、水道水を4~5時間汲み置きしておいても、カルキは抜けます。