お茶の栽培と気象条件
お茶の栽培に適した気候
どのような気候が、お茶の栽培に適した気候なのかという事をかんがえてみると、まず、茶樹の生育には光、温度、水が必要です。
降水量は年間最低でも1300mm程度は必要です。特に茶樹の生育にとって水を必要とするのは4~10月にかけての生長期ですが、2月~4月の厳冬期から春先にかけてと梅雨明け後から9月の初めにかけての時期も適度な降雨に恵まれていることが望ましいとされています。
温度については年平均気温が14~16℃程度で冬期の最低気温は-5~-6℃程度、夏季の最高気温が40℃以下です。
その理由は-15℃の温度に1時間さらされると葉枯れを起こすこと、40
℃を越えると高温障害が発生するからです。
なお、わが国における経済的栽培の北限は新潟県の村上市、茨城県の大子町です。