お茶ができるまで
生活の中に、ほつと一息つける時間をくれるお茶。お茶は一体どのようにして作られるのでしょうか?
お茶ができるまでの工程(加工から流通まで)
人の手、または機械(摘採機)で摘み採られ、 茶工場へ 運ばれます。 |
||
|
茶園から摘み取られた茶の芽を蒸気で蒸します。最も大切な工程で、豊富な蒸気を用いて、通常の2~3倍の時間をかけて丁寧に深く蒸します。(釜炒り茶は、釜で炒り蒸しにします) | ||
蒸しあがった直ぐの茶葉は、水分が多いので、熱風の中で攪拌、弱く揉圧しながら乾燥します。福本園では、まず最初に流動式の葉打機を通して、次に回分式の葉打機を使って乾燥させます。 | ||
茶葉を熱風の中で攪拌、揉圧することにより、茶葉中の水分を均一に能率よく乾燥させると同時に、緑茶特有の色調と香味を発揚させるために行う工程です。 | ||
粗揉工程での揉み不足と乾燥むらを補うための工程で、重りをかけて水分が均一になるように、しっかり長時間揉みます。 |
||
水分が均一になった茶葉を再び熱風の中で攪拌、揉圧しながら乾燥します。 |
||
ここまで来ると茶葉はかなり乾いてきますが、今度は茶葉を回転する胴の中で、熱風をあてながら攪拌、揉圧しながら形を整え乾燥します |
||
仕上げとして、茶葉に熱と力を加えて針型に形を整えながら乾燥します。 |
||
熱風で含水率4~5%になるまで乾燥します。この工程で荒茶製造工程は終わりです。 |
||
この工程からは、原料である荒茶をさらに仕上げ、乾燥して、 製品にします。 |
|
|
茶の形を整えるため、ふるい分けたり、茎茶や粉を選別したり、 大きいお茶は切断したりします。 |
||
茶をさらによく乾燥させ、香りや味を引き出します。 | ||
仕上がった茶を計量し、茶箱や袋に詰めます。 |